2013年1月12日、東北大学で中学校理科教育研究会を行いました。
仙台市の中学校理科担当の先生方を対象とした放射能測定の研究会です。
中学校の先生方に放射線や放射性物質について、またその測定についての理解を深めていただきました。
最初に石井教授による放射線に関する講義が行われました。
▲講義をする石井教授
▲講義風景
その後にゲルマニウム半導体検出器を使った測定講習です。
ゲルマニウム半導体検出器は様々な種類の放射性物質から出るガンマ線を正確に見分け、放射性物質の種類と量を測定できる装置です。通常は鉛により遮へいされていますが、簡易的な測定のため遮へいは省略しています。
検出器の原理を説明した後に、環境中に存在する自然の放射性物質(カリウム40やラドン娘核種など)の確認をしていただきました。
▲実習風景
検出器に放射能が分かっている標準線源を近づけて測定しています。
その後、測定したいものを近づけ標準線源との比較により放射能を決定します。
▲検出器とその上に乗せられた標準線源
検出器での測定により得られたガンマ線スペクトルをもとに、測定対象に含まれる放射性物質の種類の読み取り方を説明しています。
▲画面に表示されたガンマ線スペクトルの
説明をする松山准教授
説明をする松山准教授
▲放射性セシウムを含む椎茸の測定の
説明をする寺川准教授
説明をする寺川准教授
▲先生方に実践していただきました
約2時間半の講義と実習を含む研究会を終え、集合写真を撮影しました。お疲れ様でした。
▲研究会終了後の集合写真