2024.7.21 - 7.25 ミュオン科学成果報告会




7月21日から25日にかけて、ミュオン科学成果報告会が行われました。

この研究会はJ-PARC MUSE成果報告会と中間子科学の将来討論会の合同研究会で、ミュオンに携わる多くの研究者や学生が集まりました。


当研究室からは、山下さんが講演をしました。


山下琢磨「ミュオン分子の共鳴状態を含む新しいミュオン触媒核融合の理論研究」


栃木県の那須で研究会が行われるということで、電車で会場へ向かいました。

那須塩原駅ではアルパカが一日駅長を務めておりました。




1日目から3日目の午前中はJ-PARC MUSE成果報告会が行われ、μSRや物性などの講演がありました。初めて聞く内容も多く、どれも非常に興味深かったです。


3日目の午後は自由時間とのことだったので各々観光に行きました。

学部生組は殺生石を訪れたり神社巡りをしました。

殺生石は「九尾の狐」にまつわる伝説が残る史跡として知られており、2022年に割れてしまったそうです。




那須は温泉地としても有名で、殺生石の周辺は硫黄の匂いが立ち込めており、硬貨が硫化していました。




白色や水色の紫陽花が咲いていたのは硫黄のせいでしょうか?




院生組は他大学の人とレンタカーでサファリパークや牧場などに訪れたそうです。




また、その日の夜には懇親会が行われました。


豪華な料理やお酒と共に、研究や人生について語り明かしました。


4日目から5日目は中間子科学の将来討論会が行われ、素粒子や原子核、加速器などについての講演がありました。

個人的にはこちらの講演の方が知っている内容が多く、より理解が深まった気がします。


本研究会は学生向けプログラムも充実しており、研究者の方々によるキャリアビルディングや学生による研究発表などが行われました。

同じミュオンを研究対象としていても、そのアプローチや具体的な研究内容は多岐にわたっており、ミュオンという分野の広がりを感じました。


学生向けプログラムの後はお酒を片手に研究者の方々や他大学の学生と交流することができました。

このような有意義な機会を設けてくださった主催者の皆様には感謝しかありません。

今回お会いできた方々との縁を大切にしたいと思います。



以上、ミュオン科学成果報告会でした!




(文責)中川