2019. 9. 24-26 第63回放射化学討論会 + α





第63回放射化学討論会に木野先生、奥津先生、小野、北田、田巻、光安で参加してきました。
今年は小野くんの地元、福島県いわき市での開催です。


*** 初日 ***




いわき駅から徒歩1分の建物内が会場です。
入り口が少しわかりにくかった。。。





初日は奥津先生と光安がポスター発表のコアタイムと、小野と田巻の口頭発表がありました。
たくさんの人に見にきていただいて、大変光栄でした。まだまだ精進しなければと思いました。
(ポスター発表の写真はNGだったため掲載できませんでした、残念。)




夜には若手の会の懇親会がありました。
他大学の学生の人たちなどと楽しくおしゃべりすることができました。
北田くんは、明日が発表です。今日はあまり浮かれられません。




筆者は調子に発表は終わっていたので、そのまま田巻くんと二次会に行きました。 当研究室の先生方やOBの方々から大変興味深いお話が聞けました。


*** 2日目 ***




2日目は北田くんのポスター発表のコアタイムでした。
この日の彼の発表は大変人気があり、コアタイム中ずっと人が絶えることがありませんでした。
前回のリベンジが果たせたようでよかったです。



お昼は地元民である小野くんのおすすめのラーメン屋さんで。素晴らしい味でした。



午後には、ニホニウムでお馴染みの九州大学の森田先生の講演もありました。



写真は、田巻くんが森田先生に質問をしているところです。




この日の夜は懇親会でした。
市長さんがいわきのとても美味しいお酒”又兵衛”で鏡開きをする一幕も。



こちらの一合升は、討論会のロゴ入りです。懇親会参加者全員に渡されました。





フラダンスの余興もありました。聞けばいわき市はフラダンス発祥の地なんだとか。




この日は田巻くんの高校の同級生も会場にいました。僕たちもびっくりしました。
田巻くんが今日一番で喜んだ表情をしていました。

*** 3日目 ***


3日目は我々は、招待公演がメインでした。
今年度も大きなアクシデントなく放射化学討論会は終了しました。
お疲れ様でした。








*** 4日目(おまけ) ***


放射化学というだけあって、放射性物質や環境放射能に関心がある人が多いこの学会。
討論会最終日の翌日は、希望者のみの福島第一原発見学ツアーがありました。
光安と北田で参加しました。




まずは楢葉沿革技術開発センターで、原子炉の廃止に必要な遠隔操作・作業技術について見学しました。
訪問時期の関係で、見学エリアの一部が立ち入れませんでいた。残念です。




お昼を挟んで、午後は廃炉資料館へ行き、東電の方からの説明を受けました。
「事故を起こしてしまい、申し訳ありませんでした」と深々と頭を下げるところから始まる説明に、気が引きしまります。
一通り話を聞いたら、福島原発に向かいます。





道中は帰還困難区域を通ります。
鬱蒼と生茂る草木の中にたたずむガラスの割れた家屋は、ここが8年前から時間が止まっていることを表しています。
この日通った道にあったモニタリングポストは2.048μSv/hを示していました。




バスの中から敷地内を見学していると、一号機と三号機が見えました。
一号機は建屋の骨組みが今も見えていました。
三号機はすっぽり新しい屋根が覆っていて、今年の4月から燃料の取り出しを始めたそうです。




また、敷地内にはたくさんの処理水が蓄えられていました。

この後資料館へ戻り、質疑応答ののち解散となりました。
改めてこの原発事故のもたらした被害と悲惨さの大きさを認識することができました。
今私がこうして普通に大学生として生活できていることに感謝しなければならないと思いました。









以上、第63回放射化学討論会(&福島原発見学)でした。

※いろいろあって執筆が遅くなってしまって申し訳ありませんでした。

文責 : 光安