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【課題2】微細藻類のエネルギー利用に 関する研究開発

「研究開発の5年間の歩み」 

 

  

  

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課題2:下水を用いた藻類オイル生産

実施しようとする内容

下水処理は下水中の固形有機物の除去、活性汚泥による溶存有機物の分解除去、有機窒素やリン酸などの分解回収により行われています。活性汚泥は、沈殿濃縮され産業廃棄物として焼却処理され、その際多量のエネルギーを消費します。下水中の有機物を利用できるオーランチオキトリウムなどのオイル産生従属栄養性藻類と、窒素・リン酸などの富栄養化因子を利用するボトリオコッカスなどのオイル産生独立栄養性藻類とを組み合わせて用いることにより、下水から新エネルギーを創生する技術を、東日本大震災により甚大な影響を受けた仙台市の南蒲生浄化センターにおいて確立します。

実験室規模で藻類オイル生産に関する基礎的知見を開発するとともに、南蒲生浄化センターにおいて屋外試験プラントを建設して、下水を用いたオイル生産とその効率的な利用のための仕組みを開発し、実規模プラント設計に資する基盤技術の確立を目指します。

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達成目標


  • 実験室規模で藻類によるオイル生産・利用のための基礎研究を実施。
  • 室内中規模培養装置を用いた藻類オイル生産シに不可欠な要素技術・システムの開発。
  • 屋外の試験的規模プラントを設計・建設し運転を行い、エネルギー効率の明確化。

期待される効果


  • 現在、エネルギーを消費して処理している下水から、エネルギーを獲得する手段を見出します。
  • 有機物の処理には従属栄養性藻類を、無機成分の除去には独立栄養性藻類を組み合わせて用いることで、エネルギー効率を向上させます。
  • 震災に伴う津波でダメージを受けた仙台市の南蒲生浄化センターの復興に貢献しながら、将来的には各地の下水処理施設への応用可能な新規技術の開発を行えます。

排水中の有機物利用による藻類培養


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