国際共同研究加速基金(国際共同研究強化(B))
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ここでは,平成30年度に採択された,国際共同研究加速基金(国際共同研究強化(B))
課題名「パルスレーザを用いた固気液界面現象解明ならびに有効利用」
に関する情報を掲載しています。
課題名:パルスレーザを用いた固気液界面現象解明ならびに有効利用
課題番号:18KK0103
研究期間:平成30年10月〜平成34年3月
研究組織:代表者: 祖山 均 東北大学大学院工学研究科 教授
分担者: 伊賀 由佳 東北大学流体科学研究所 教授
分担者: 鴇田 駿 東北大学大学院工学研究科 助教
研究目的:
水中(液相)で,パルスレーザを金属表面(固相)に照射すると,レーザアブレージョンLA(気相)が
発生し,レーザアブレージョン後にキャビテーション的な挙動を示す気泡(レーザキャビテーションLC; 気相 )が発生・発
達・崩壊し,金属に局所的塑性変形をもたらす衝撃力を発生する。従来のレーザピーニングは,レーザアブレージョンによ
る衝撃力を活用しているが,レーザアブレージョンによる損傷が大きな弊害である。本研究の目的は,この固気液界
面現象を解明して,レーザキャビテーションによる衝撃力のみを用いた,レーザアブレージョンによる損傷無しの機械的表面改質法を構
築するとともに,機械的表面改質による疲労強度向上の支配因子を解明し,レーザキャビテーションを用いた高速
液滴衝突試験を構築して液滴損傷機構を解明する。
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