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2017/4/11
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研究テーマ
 科学研究費補助金 基盤研究(B)に関する報告

 ここでは,平成29年度に採択された,科学研究費補助金 基盤研究(B) 課題名「レーザキャビテーションを活用した表面力学設計の構築と3次元積層造形材への適用」 に関する情報を掲載しています。


課題名:レーザキャビテーションを活用した表面力学設計の構築と3次元積層造形材への適用
課題番号:17H03138
研究期間:平成29年4月〜平成31年3月
研究組織:代表者: 祖山  均   東北大学大学院工学研究科 教授
     分担者: 伊賀 由佳  東北大学流体科学研究所   准教授

研究目的
 本研究は,水中に設置した金属材料表面へのパルスレーザ照射時に発生するアブレージョンと, その後に発生する気泡(レーザキャビテーション)の圧潰において,アブレージョンよりもレーザキャビ テーションの圧潰衝撃力のほうが大きい事実の発見に基づく。本研究は,機械的表面改質による 疲労特性向上を目的として,トライ&エラーから脱却した表面力学設計を構築した上で,レーザ キャビテーションを活用し,金属製3次元積層造形材の疲労特性向上への展開を図り,日本の モノづくりに材料力学の立場から貢献する。特に,損傷を生じるアブレージョンを,逆転発想的に, 金属製3次元積層造形材の表面性状の平滑化に有効利用する点と,レーザキャビテーションの 圧潰衝撃力を制御・強力化して圧縮残留応力導入や降伏応力向上などの表面力学設計を行う ことに特徴を有する。



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