Cooling technique for divertor with metal porous media
- 金属多孔質体を用いたダイバータ冷却技術


Page 1 : 核融合炉のダイバータ

Page 2 : 金属多孔質体を用いたダイバータ冷却技術
Page 3 : 金属多孔質体・特殊伝熱促進体を用いた高熱流束除去応用

ダイバータ

核融合炉では現在、重水素とトリチウムによる核融合反応を利用することが主に考えられています。 核融合反応では、2つの正電荷を持つ原子核を電気的反発に打ち勝って近接させないといけません。 このためには、粒子を温度に換算して1億度という高温状態にしなければなりません。 この1億度のプラズマから直接熱を受ける機器をプラズマ対向機器と呼びます。 プラズマ対向機器の一つに核融合反応によって生じたヘリウムやその他の不純物等を排出する ”ダイバータ”と呼ばれる部分があります。 ダイバータでは数十MW/m2という高熱負荷を受けるため高効率の除熱が必要となります。

国際熱核融合実験炉 ITER
(ITER Organization http://www.iter.org/default.aspx

ダイバータの冷却技術

現在、国際協力で建設が進められているITERでは、ダイバータの冷却に『スワール管』という 特殊伝熱促進管を用います。 スワール管は円管の中にねじりテープを入れたもので、管の中で冷媒が旋回流を起こすことに よって熱伝達を促進することができます。

スワール管

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