2024/11/24
超電導と極低温の世界


B4の比村です。
11月24日にスリーエム仙台市科学館にて、低温工学・超伝導学会主催の市民公開講座が行われました。



タイトルは「超伝導と極低温の世界」で、小中学生を対象としたイベントでした。

橋爪研からは伊藤先生と田村さん、私の3名が参加し、淡路研究室(東北大金属材料研究所強磁場超伝導材料研究センター)と、津田・長ア研究室(東北大学大学院工学研究科電気エネルギーシステム専攻)との3研究室合同で超伝導に関する体験型の実験を行いました。
橋爪研の展示は電磁誘導の実験です。
プラスチック(ABS)・真鍮・銅の3種のパイプにネオジム磁石を落としたら、落下時間はどう変わるのか、というものです。



展示中の伊藤先生と田村さん


くっついたネオジム磁石を取り外すのに苦戦する比村


どれが速く落ちるかな?なんでゆっくり落ちるんだろう?不思議〜?!などなど、いいリアクションばかりでした!


目玉は淡路研の土屋先生に用意していただいた超伝導コイル。
アクリルでできた長い筒の端部に超伝導コイルを取り付け、液体窒素で冷却してからネオジム磁石を落とすと、なんと…磁石は跳ね返ったのち超伝導コイル周辺で静止します。


なんで?磁石消した?出口塞いでるんじゃない?などなど、これもまた良い反応が…!
しばらく放置すると温度が上がって超伝導状態が壊れ、磁石は落ちてきます。
橋爪研でも作ってみたいですね!

また、津田・長ア研から持ってきていただいた「超伝導の性質を応用した目に見えない磁場の迷路」や「免震構造のデモ機」などを展示し、3研究室合同の東北大ブースを通して超伝導の性質を存分に体験してもらえるような内容となりました。


磁石の力を体験するコーナー&磁場迷路のコーナー


磁気浮上型超伝導免振装置と長ア先生


入口での淡路研矢口さんの勧誘の効果も絶大で、ブースは大賑わいでした。

最後に表彰式がありました!


東北大学チームの展示は、参加者の方々から多くの投票をいただいて、同時開催中のデモ機コンテストで優勝することができました。

最後は集合写真です。


スタッフ全員


東北大チーム

これをきっかけに、ひとりでも理科に興味を持ってくれる子が増えたら嬉しいな、と思います。

P.S.
帰り道に田村さんと寄ったお店のトンカツがおいしかったです。


ごちそうさまでした!

文責: B4 比村




ひとつ戻る?