2023/10/26-27
第8回超電導スクール @東京八重洲


D1田村です!

今回はD1鈴木さんと淡路研のD1櫻井さんと一緒に、東京八重洲において開催された第8回超伝導スクールに参加してきました。



参加者は40名ほどで学生がほとんどでした。開催地が都内ということもあり、普段親交のないような様々な大学の方が多数参加しており、同じ超伝導を学ぶ仲間がたくさん居ることを感じました。




学生とはいえ、人によってはものすごい知識を持っている人もおり、刺激のある会でした。


さて、今回の内容に移ります。

1日目は超伝導の基本を勉強することがメインでした。
内容は超伝導の歴史から始まり、超伝導の特徴、そして現在までに発見されている超伝導の種類に至るまで様々な角度から勉強しました。

なかでも名古屋大学の副総長である藤巻朗先生の講義では、「世界一速いコンピューターでゲームをしてみたら…」というサブタイトルが参加者の心を奪っており、とても印象深く記憶に残っています。

量子コンピューターと超伝導の関係性について漠然としていたものが講義内容によって、明解になるのがわかりました。

他の講義も、超伝導の技術がいかに有用であるか、超伝導の使用用途としてこの先の未来でどのような世界が拓かれるのかを説明いただきました。

2日目は実際に様々な企業の開発担当者の方々から、超伝導を製品に組み込む使用事例や超伝導を発生させる冷凍機についてのお話がありました。
実際の開発者の苦悩話や実体験というのは自分の研究に生かせる部分であるため、一生懸命に理解に努めましたが、内容がなかなかに難しく、さらなる勉強が必要であると痛感しました。
普段の研究が実際に現場で生かされることを学ぶとても貴重な経験であったと考えています。
次は核融合スクールなんかがあればまた参加したいですね。



文責:田村


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