2022/7/7-8
第14回核融合エネルギー連合講演会@オンライン開催


2022年9月に修士課程を修了しました、落合信吉と申します。
(おどろくことに2022年7月の学会報告記事を2024年1月に書いています。約1年半前の学会発表の記事を今書くとは、最後まで研究室に迷惑をかける不出来な教え子でごめんなさい。)

リクルーターとして量子フェスタに参加する旨ご連絡したところ、
「貴様、記事を書くまで量子の門は閉ざされたままであるぞ」
とのお達しを頂き、書くことになりました。就職してから振り返るような記事も新鮮だよね、ということでお許しください。

この第14回核融合エネルギー連合講演会は、とても印象的な学会でした。
そもそも学会に参加した経験自体が少ないのですが、そのなかでも若手優秀発表賞を取ったことがとても嬉しかったのを今でも覚えています。
辛いことがあったときは「俺は核融合エネルギー連合講演会で若手優秀発表賞を取った男だぞ…!しかも長男だし…!!」と自分を奮い立たせています。






写真は学会HPも御覧ください。嬉しそうな私の顔が載っています。

どうして賞をいただけたのか、正直自分ではよくわからないのですが(伊藤先生が一番ビックリしていた)、検証不足だがちょっと変なアイディアを提案したことをおもしろがってもらえたのかもしれません。
この賞をいただけたことで、研究に対するモチベーションが上がり、「なんか楽しいかも」と思えたので大変ありがたい機会でした(ほぼ修論執筆時期でしたが…)。

先述した通り、私はこの学会の2ヶ月後に修士論文を書き上げて課程を修了します。 修士論文の執筆に当たっては、研究背景を書くためにたくさん調べ物をしました。 その中で自分の研究の位置づけが明確になってきて、
「俺って実はめちゃくちゃ有意義な研究をしているのでは!?!?」
と気づいたのです(遅い)。
私は今勤務している会社が第一志望だったので、内定をもらったときは一刻も早く就職したいという思いでいっぱいだったのですが、その気持ちが一瞬揺らぐような思いでした。 私は、色々と事情もあって就職以外の道は選択肢になかったのですが、最後に自分の研究をそれだけ好きになれたことは誇らしく思っています。

この記事をどれだけの人が読んでくれるかはわかりませんが、今研究に取り組んでいる学生の皆さん、自分では小さな研究テーマのつもりでも、社会的に非常に有意義なことをやっているんだと自信を持ってください。 自分がもっと早くそれに気づければ…と思う日も少なくありません。研究をどんなに頑張っても物質的な対価を得ることはできませんので、学生にとってはこのモチベーションこそが重要だと思います。 先行研究に当たりまくるのはきっとそのヒントを与えてくれると思いますので、研究を進める前に調査するのもありかもしれませんよ。(進捗報告会で調査内容を報告しちゃいなよ、怒られてもしらんけど。)


文責:落合信吉


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