2022/5/7
第22回日本伝熱学会東北支部学生発表会
@オンライン



ごきげんよう。修士2年の落合です。

この度、伝熱学会東北支部の学生発表会に参加しました。

もちろんですが、このご時世ですのでオンラインでの開催であり、さらに写真撮影や録画はお控えください..とのお達しがありましたので、特に載せられる写真などがありませんがご容赦ください。


研究室内の第1回進捗報告の直前の恐怖を思い返せばまったく緊張はありませんでしたが、参加されている学生さんたちの発表レベルが高く、たくさん刺激をもらったので、残り僅かですが、自分の研究をまとめていくことに尽力したいと思います。



さて、そろそろ6月になりますね。年々時が過ぎるスピードが早く感じるのは、私が大人になれた証でしょうか。


6月というと梅雨でじめじめとした季節。あまり好きでない人も多いでしょう。でも、雨の日や、じめじめと湿度が高い季節こと楽しめるものがあることをご存じですか?


そうです、よくご存じですね。「タバコ」です。喫煙者から「冬の寒い日に吸うたばこが一番うまいんじゃあ」という声がよく上がりますね。私も大賛成です。カラッと冷えた空気は、どことなく夏よりも透き通って、そんな空気に乗っている煙は、旨味を増しているように感じます。


実はこれ、たばこの楽しみ方として非常に理にかなっているのです。タバコの葉は燃焼温度を上げると旨味が失われ、苦みが強く感じられるようになります。個人的に「ラッキーストライク」は他の銘柄に比べると苦みが強く感じられるのですが、スパスパ吸うことによって煙が辛くなり、むせてしまった経験があります。これは「スパスパ吸い」によって燃焼温度が上昇し、苦みが増したからなんですね。


冬のタバコがおいしく感じるのは、冷えた空気で燃焼温度が下がることによって、意識せずとも「クール・スモーキング」ができているからなのです。


では次に、なぜ梅雨の時期がおすすめなのか?お教えしましょう。「雨の日って、なんか分からんけどタバコうまいよな。」わかります。大賛成です。先ほどの説明で「クール・スモーキング」、つまりは燃焼温度を下げることがたばこの旨味を増すエッセンスであることはご理解いただけたかと思います。


タバコの燃焼温度は、葉の湿り気、乾燥具合にも大きく左右されます。乾燥した葉は燃焼温度が高まりやすく、苦みを強く感じさせます。お店で長く陳列されたタバコは葉が乾燥している状態であることが多く、それをスパスパ吸いしてしまったらほぼ確でむせます。したがって、本格的なお店ではあえて湿気させてから提供することもしばしばです。もうお判りでしょう。梅雨の時期は乾燥したタバコの葉が程よく湿気を含み、苦みや辛味が軽減され、口当たりとのど越しがマイルドになるのです。冬の寒い空気とは違うアプローチで燃焼温度を下げ、タバコの旨味や香りを引き立ててくれます。


6月に吸う「ラッキーストライク」は、いつもより少し甘く、マイルドに感じます。


外に出るのも憂欝な6月ですが、「うまいタバコを吸う」のを楽しみに外出してみるのもいいかもしれませんね。


※東北大学学内は全面禁煙です。決して量子棟の裏あたりでタバコを吸うことのないようにしましょう。



文責: 落合 (M2)


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