2019/5/28-30
第98回春季低温工学・超電導学会研究発表会
@ノバホール、つくばイノベーションプラザ


2019年5月28-30日につくばで開催されました第98回春季低温工学・超電導学会研究発表会に参加しました。
参加者は伊藤先生、結城さん、山本くん、そして私(佐藤)です。
初日は始発の6時半のはやぶさで仙台から東京へ。そして秋葉原からつくばエクスプレスに揺られること約1時間でつくばに到着しました。
会場はこちらのノバホール、つくばイノベーションプラザです。つくば駅のすぐ近くでとてもアクセスが良かったです。


午後からは山本君のポスター発表があったので、午前中は各々興味のあるセッションを聞きに行きました。 そしてお昼は近くの大戸屋へ。私たち4人に加え、原子力機構の社本先生とご一緒させていただきました。 ただ13時15分から山本くんのポスター手短紹介が始まるので大慌ての昼食でした。

そして13時15分からポスター手短紹介が始まりました。 1分間でポスターの内容を説明しなければならないので、なかなか大変です。順番を待つ間も内容を確認する山本くん。


いざ発表スタート。書画カメラにA4の紙を置いて説明をするスタイルでした。 終わった後に話を聞くと、紙を縦に印刷してきたので置き方に困ったそうです。 あとカメラの明かりが強すぎてあまり紙が見えなかったとのこと。 私は気づきませんでしたが、たしかに写真で見ると見づらいですね。それでも無事紹介を終えました。




手短紹介ではポスターの他に、展示をしている企業の方々も紹介されていました。
私の中で一番印象に残ったのは住友電工さんのDI-BSCCO線材の紹介でした。線材の30年間の歴史を「ビス子」さんの人生として紹介されていました。 まるで一人の女性との思い出かのように「〜歳の時に…」とおっしゃっているのを見て、とても深い愛情を感じました(笑)。

手短紹介が終わるとすぐにポスター発表が始まりました。会場は通路の一角でエアコンもなく人も密集していたので、とても暑かったです。 山本くんもジャケットを羽織るどころではなく、Yシャツの袖をまくっていました。超伝導の専門家の方々との議論の方もかなり白熱している様子でした。 山本くん曰く、厳しい指摘もあったとのことで今後の方針の参考になったそうです。



日を改めまして二日目は、結城さんのオーラル発表と私のポスター発表がありました。最初は結城さんの発表で、朝一の9時45分からありました。 セッションは「電力応用」でイノベーションプラザにあるC会場での発表でした。時間は発表10分、質疑応答5分の計15分間です。 解析に実験に内容てんこ盛りでしたので、10分での発表はかなり大変そうでした。質疑応答では超伝導応用が専門であられる京大の白井先生とも理路整然と議論されていました。 セッション終了後にもお話を聞きに行き、この分野の研究の難しさを感じたそうです。



午前中のセッション終了後には私の手短紹介もありました。昨日の紹介を見て資料を作成したので、とりあえず字は大きくしました。 内容はともかく1分ちょうどで終えられたので満足です。ちなみに私の一つ前が昨日ごはんをご一緒した社本先生だったので、待ち時間に少しお話しました。



お昼は「スペインバル Gaudi-Heart(ガウディーハート)」に行きました。やはりスペインということでガウディをリスペクトしているのしょうか。 ここで食べたのは「牛ハラミのガーリックステーキ」(\980)です。本来は\1,280ですが10食限定のお得な割引だそうで、4人全員頼みました(笑)。 ハラミということでとても柔らかくその上一口サイズでとても食べやすく、ガーリックも効いていてとてもおいしかったです。


午後からは私のポスター発表がありました。特段緊張している感じはしなかったのですが、汗がやばかったです。 説明している間に汗がだらだらでてきて、眼鏡にかかってしまうレベルでした。ハンカチで拭いながら説明し、時間になる頃にはぐっしょりでした。 発表に関しては多くの方々に研究内容を聞いていただけました。説明している中でなかなか伝わりづらいことも多かったので、一目でわかるような図を示せればいいなと思いました。



そしてこの二日目には発表以外に大事なイベントがありました。そう泊瀬川さんの優良発表賞の授賞式です。 ただ泊瀬川さんは不在。今はITERのインターンで遠くフランスの地にいらっしゃいます。ということで、今回は伊藤先生が代理で受け取ることになりました。 他が全員学生で伊藤先生だけ浮いてしまわないか心配でしたが、他にも代理出席の先生がいて安心しました(笑)。泊瀬川さん、おめでとうございます!!



学生3人の発表が終わったということで、夜は打ち上げを行いました。お店は「和食 さと」です。実はここ初日の夜も行っています。 初日の夜に行った時にしゃぶしゃぶ食べ放題と飲み放題があるということをしっかりリサーチしたので、満を持しての打ち上げでした。 伊藤先生は明日の発表準備があるということで、学生3人だけがお酒を飲みました。残念ながら写真を撮るのを忘れてしまいましたが、いっぱい食べ、いっぱい飲み、いっぱいお話しをしました。 とても楽しい時間を過ごせました。そしてお会計は伊藤先生に多くの出資をいただきました。伊藤先生、ごちそうさまでした。


最終三日目は午後から伊藤先生のオーラル発表がありました。午前中は各自セッションを聞きに行き、お昼は昨日と同じ「ガウディ―ハート」で食べました。 5回の食事のうち、2回「さと」とここで食べるというワンパターンな食事でしたが、おいしかったので問題ありません(笑)。

そして、午後からは伊藤先生の発表です。しかしここでハプニング発生!伊藤先生のスライドがスクリーンに映りません。 なかなか映らず、伊藤先生は座長席に助けの眼差しを向けます(笑)。なんとか映り発表開始。ハプニングがあっても難なくこなしてしまう伊藤先生、さすがです。 ただ帰りの電車で話しを聞くと、発表後の質問があまり聞こえず、内容を予想して答えていたそうです。おそらく質問用マイクのスピーカーが観衆側に向いていたせいかもしれません。 傍から見ている私からすればなんの違和感もなかったので、またまたさすが伊藤先生。





無事全員の発表が終わると、全員へとへとなのですぐさま帰路につきました。
とても内容の濃い三日間でした。私は大学院に入ってから初の学会参加でしたが、多くの方と研究について議論でき今後の参考になりました。 これからより一層研究に勤しみたいと思います。

文責:M2佐藤


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