2017/6/22-24
FENDT発表 & 江南大学見学
@中国・西安


非破壊検査をテーマとした国際会議、Far East Forum on Nondestructive Evaluation/Testingに参加するために、 中国西安に行ってまいりました。
今回は700人ほどが参加する大規模な国際会議であり、 中国政府の21世紀のシルクロード構築キャンペーン「Belt and Road」のサポートもあって、 地方の議会も開かれることがあるshangxi guesthouseで行われました。


宿泊ホテル(メイン、学生は別館)


受付ホール、とても豪華な装飾です。


敷地内散策、敷地の70%が緑で覆われているとのこと。


緑のトンネル


まるでタイムスリップしたように奥ゆかしい雰囲気が漂っていました。


ホテルの食事もご当地の料理がずらり並ぶ豪勢なブッフェ形式でした。

開会初日は開会式と学会賞授賞式、そして招待学者による講演が行われました。 流体研の内一先生もいらし、流体研の非破壊検査の研究状況を紹介していただきました。


気候的に乾燥していることもあって、見渡す限りの青空が広がっていました。(FENDTプルーなのか?)


非常に立派な発表会場


秦の始皇帝の護衛に出迎えられました。


自分は「優秀学生論文賞」の二等賞を受賞できました。 結果の公表があまりにも急だったため、一部の学生がTシャツのまま受賞式に参加していました。 FENDTではこれが恒例となりつつあると聞いたが、事務局これでいいんですか?

二日目、いよいよ発表本番


発表。英語での発表でしたが、質問を中国語でしようとした先生がいらっしゃいました。 う〜ん、まあ終始雰囲気が和やかということには間違いありません。


偶然昨年度仙台で行われたNDTサマースクールで会った南京航空大学のXuさんに出会いました。 今年の3月に南京航空大学で行われたNDTウィンタースクールに参加した片桐くんの話題で盛り上がりました。 世の中って不思議に小さいものです。


さらに現地で以前遊佐先生が講演を行った中国石油大学の学生とYin先生ともであいました。 運悪く集合写真が撮れなかったので、最近中国学生の間で流行りのPhotoshopをしてもらいました。

発表も終わり、現地で知り合ったみんなと西安の街に繰り出しました。 秦、漢、明、唐と何百年にも渡って中国の首都として栄えた都市では、 歴代の皇帝が築き上げた歴史的建造物はもちろん、 シルクロードに由来する中央アジア文化も街中至る所で見て感じることができます。


古の鼓楼


伝統的な古城風情の街並み


イスラム教を信仰している回族の人々が開くお店が軒を連ねる回民街、食べ歩きで有名な場所です。


中国で一番画数が多いといわれているbiang。山梨名物のほうとうのような西安特産の太麺を指す固有名詞です。


ご当地特産のbiang biang 面と羊肉泡膜(ラム肉入りの面)。 西安の気候が乾燥していることもあって、小麦を使った食事がほとんどです。 クミンが効いた独特な味付は食欲をそそるが、この量は食べ歩きにしては多すぎないか?


小麦の生地に甘く煮込んだ豚肉を細かくして挟み込んだ肉挾膜、昔のファストフードです。 味はとても美味しいが、口の中が砂漠化します。


古の鐘楼。西安の古城風情な街並みは本当に居心地がよく、 何時間散歩しても飽きることがありません。


ビール値段チェック、青島ビールが6缶で13元(約200円)。 きっと西安の人々も美しい夜景を眺めながら美味いビールを飲み、 友と一緒に夜を明かしているに間違いありません。

FENDT終了後、以前訪問学者として研究室にいらしていた周先生がいる江南大学を見学するため、 中国の高速鉄道で無錫に向かいました。


空港のように広い鉄道駅


高鉄と呼ばれている中国の高速鉄道、新幹線のような車体です。 中国国内の移動はとても便利です。


速度も速い!


江南大学の南門。江南大学は在校生20000人を有する中国の名門大学の一つです。


大学の敷地中央に聳え立っているのは大学図書館です。


図書館蔵書階は4階まであり、勉強や寛ぎの空間としてかなり余裕のある作りでした。 学部生はよく図書館を使って勉強しているため、いつもなら満員ですが、 ちょうど訪問前日が卒業式だったので、この日は程よく閑散としています。


大学敷地内に小さな湖がありました。構内の緑化もとても進んでいました。


せっかくなので中国の大学の食堂で食事をとりました。 食堂はビュッフェ形式で、広い上に決済は全部電子マネーなので、非常にスムーズに食事ができます。


飯はうまい上に安い!これだけ食べても200円いっていません。


工学部など所属する君遠学院(jun yuan xue yuan)です。 昨年度より東北大学工学部と部局間協定校となりました。 創設に香港の名士が携わっており、その人の名前からとった名前とのことです。


布教活動中。東北大学や研究室、留学プログラムについて江南大学の在校生に対して講演をしました。 せっかく両校間で協定が結ばれたので、これから学術交流が盛んになるといいですね。


周先生の研究室の学生とも親交を深めました。留学希望の学生がいたので、 橋爪先生の偉大さについて説明したところ、彼の留学第一志望が橋爪研となりました。

無錫は風光明媚な場所として知られており、三国志と水滸伝のドラマの撮影セットが建てられ、 今ではこれらはテーマパークとして人気を博しております。


三国城。お姫様はいません。


迫力な殺陣


呉の城。橋爪先生の御邸宅ほど立派でした。


まさかここで橋爪先生に謁見する学生の様子が見られるとは思いませんでした。


自撮りする策士周瑜。

今回の中国での学会参加と江南大学の見学で、積極的かつ真摯に学問する中国の学生の姿勢に非常に刺激を受けました。 これからもさらに精進してまいります。 このような機会を与えていただき本当にありがとうございました。



文責:陳(D1)


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