東北大学総合防災訓練においてスマホdeリレーの実証実験に成功

2015年10月23日に実施された東北大学総合防災訓練において,耐災害性に優れた情報通信技術の一つとしてスマホdeリレーの実証実験を行い,キャンパスの被災状況や学生からの声を収集・伝達することに成功しました.本実験では,東北大学及び,国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT),日本電信電話株式会社(NTT)が,川内キャンパスから片平キャンパスまでのキャンパス間ネットワークを構築しました.その中で,スマホdeリレーは学生が多数在籍する川内キャンパス内でリレー通信によって情報を収集し,収集した情報を災害対策本部が設置された片平キャンパスまでメール送信しました.災害対策本部内では,総長や理事の方々の前に設置された大型ディスプレイに受信されたメールが逐次表示され,本実験では1時間でテキストメール675通と画像付きメール44通の受信に成功しました.なお,今回の耐災害ICTを利用した総合防災訓練の実施については,2015年11月5日にミヤギテレビにて放送されました.