スマホdeリレーとICTカーの相互接続実験に成功

2014年1月23日に,東北大学青葉山キャンパス(仙台市青葉区)において,スマホdeリレーとICTカーの相互接続実験を実施しました.実験は,キャンパス全体を大規模災害によって通信ネットワーク機能が完全に失われた地域と見立て,1台のICTカーと3台の基地局によって無線アクセスネットワークが構築されている状況下で行われました.無線アクセスネットワークのカバーエリア外であっても,スマホdeリレーを利用すればメッセージ送信が可能になることを確認し,実際に7台のスマホdeリレーを同時に用いた場合には,カバーエリアを擬似的に約2.7倍に拡大できることを示しました.実験の実施にあたっては(株)日本電信電話株式会社未来ねっと研究所の支援を受けました.ここに感謝申し上げます.なお,本実験の成功は2014年2月6日の日経産業新聞11面に掲載されました.